創業の精神
1991年、バブル経済の破綻により企業の倒産が相次ぐ中、
当時20歳であった創業者が勤めていた中古車販売店においても時代のあおりを受け、
その年末で廃業となりました。
その翌年の二月。創業者は生活費の3万円をポケットの中で握り締めながら考え、苦しみました。
「このままでは販売したお客様を裏切ってしまうことになる」と。
仲間からの励ましにも後押しされ、無我夢中で中古車販売店を創業しました。
当時の創業者には、目先の自分の生活苦よりも、お客様からの信頼を回復することを第一優先に行動する覚悟がありました。
そして、復興した日本の基幹産業が自動車関連事業であることも学んだことにより、
販売事業に、きめ細かなメンテナンス事業も加え、事業に専念する決意を固めました。
しかし、いざ創業してみると、同業者による“顧客よりも自社優先”という不条理な経営に憤りを感じたのです。
そのことに対し、当時の創業者は、生来の強い正義感がこみ上げてきました。
“業界の常識を打ち破り、真のお客様満足に取り組みたい”という想いとともに、充実したアフターサービスと安心感を提供することにより、
お客様にカーライフを愉しんでもらうことが自分の使命であることに気づきました。
また、一生働いてくれる大切な仲間が、会社に誇りをもってもらう為には、業界の社会的地位を向上させることも天命だと感じました。
大切な社員一人ひとりが、本気で自分の夢を実現できる、夢を応援できる会社にしたいという強い想いもありました。
「困った人がいたら、貴方の人生を掛けてでも、その人を助けなさい!人の役に立つ人であって欲しい。」
これは高齢出産で創業者に命を与えてくれた母の口癖でした。
その言葉も胸に刻み、「人助けは自分の使命」を信条に出会う多くの皆様から感謝される
喜びに満ちた企業経営を創業の精神として定めます。